『アストロノオト』インタビュー連載:内田真礼(豪徳寺ミラ 役)|最終話のほんとのほんとの最後のシーンに注目!?
全キャラクターが愛おしい、そして最後まで楽しかった『アストロノオト』
――内田さん的に 好きなキャラはいますか?
内田:どの人の話をしようかなというくらい、みんな好きです(笑)。でもやっぱりショーインは、ヤバい奴が現れたなって思ったし、ショーインとの会話がとても楽しかったです。
ミラは、もともとショーインとの関係値があったので、大家さんとして接しているみんなとは違う空気感を持っている相手だったし、そこでの掛け合いが、とにかくキレキレだったんです(笑)。そこがすごく面白かったです。とにかく異質な彼の行動が、物語をかき乱してくれました。
――第11話だと、ショーインが裏切るところでしたね。
内田:これも予想していなかったです。ずっと怪しかったゴシュ星人があすトろ荘にもやってきていましたけど、ゴシュ星とつながっているというのは台本をもらってから気付いたくらいで、そうだったんだ!って驚きました。そういうふうには見ていなかったです。
――まさにミラと同じ心境だったのですね。しかも実は弱かったという展開も面白くて。
内田:本当に面白いですよね。みんなが本当にやりたい放題なところが最高でした。
――若林親子についてはどうでしたか?
内田:あの親子もいいですよね! 蓮くんは、この物語においては癒やしでもありました。親子の物語もとても良かったです。
あと、個人的には山下正吉さんがヤバすぎて(笑)。三木眞一郎さんのお芝居も相まって、かわいいおじいちゃんなんですけど、得体の知れない何かに見えたんですよね。もしかしたら黒幕かもしれない?とか、いろいろ考えながら見ていました。
降幡 愛さんが演じているテルルンもすごく好きだったし、キャラクターの二面性がすごくて、アフレコ現場で、めちゃめちゃ尖っていました(笑)。上町 葵ちゃん(CV.小倉 唯)も良いキャラクターだったし、キャラクターに個性があって、みんなを見ていると愛おしくなってくるんです。
それぞれのキャラクターが、何かしらの問題を持っていたり、心に闇を持っていたりするので、それがキャラクターをより深く知ることができました。
――EDテーマの「ココロのカギ」は、豪徳寺ミラ(CV.内田真礼)、宮坂拓己(CV.斉藤壮馬)のキャラクターソングでしたね。
内田:Bメロの〈君がどこの誰でも そんなこと関係ない〉というところやDメロが、ミュージカルっぽい歌詞で面白かったし、男女2人の掛け合いがある曲も、昨今なかなかない感じだなと思いました。そもそも男女のデュエット曲がまずないから、すごく楽しかったです。
ミラは作中よりもお芝居がかった感じで可愛く歌ったんですけど、世界観が表現されている感じでいいなと思いました。周りがついていけないくらい、2人がラブラブで楽しそうな感じが歌に乗っているところがいいですよね!
――では最後に、最終話の見どころを教えてください。
内田:ここまで全部見てきた方は、まさかこんな最終回を迎えるとは思わなかったと思うんです。でも、宮坂さんとミラ、2人が選んだ結末がこれで良かったなと私は思いましたし、それが見られて良かったです。全部が可愛くて懐かしくて、これぞアニメ!って感じがして、最後まで楽しかったです。
[取材&文・塚越淳一]
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