『ATRI -My Dear Moments-』連載第5回:髙橋ミナミさん(神白水菜萌役)|初登場時の「ナツくん、学校に行こう!」はとても印象に残っています
仲の良さが伝わってくる温かい現場の雰囲気
――他の出演声優陣との印象に残ったエピソードもお願いできればと思います。
髙橋:小野さんはラーメンがお好きで、アフレコの時もお話をしていました。そのおかげでみんなお腹が減ってしまい、小野さんに連れられて、とある店に私と赤尾ちゃんも初めて一緒に行きました。美味しかったです!
――その店のラーメンは物凄い量だと聞きます。食べきれたのでしょうか?
髙橋:お店によっては麺の量を少なくできるんですよね。行く道中で調べていたらルールが厳しい?みたいなサジェストが出てきて、小野さんに色々教えていただきました。
その時向かっていたお店は初心者も入りやすいとの事だったのでひとまずは安心したのですが、到着してからラーメンへのストイックさを感じる店構えに緊張してしまって!笑。本当は麺と具、ニンニクの量を少なめでとお願いしようと思っていたのですが、緊張して声がでなくなってしまい、店員さんに注文を聞かれた時に、思わずビックリして「なしで!」と言ってしまったんです。そうしたら、ニンニクとか全部抜いたラーメンが来てしまいました笑。
だから本当の味を私はまだ知らないのですが、いい経験だったと思っています。小野さんがナツくんじゃなかったら経験できなかったと思うので、本当にいい人がナツくん役になってくれたなって思っています!
――アフレコ現場の雰囲気の方はいかがでしたか?
髙橋:アフレコ現場の雰囲気はとてもよくて、赤尾ちゃんはハートフルだし、小野さんであったり日笠さんであったり、お世話になっている先輩方が多くてとても良い雰囲気でした。
リテイクがあっても挑戦しやすい雰囲気を作ってくれるので、緊張によって役に入り込めないことがありません。だからより物語に没入しやすいのかなって。
この間は天気が良かったのでピクニックに行きたいなって思ったんです。それで提案してみたら小野さんも「楽しそう!」と乗ってくれて、私と小野さんと赤尾ちゃんの3人で近くで美味しいおにぎりを買ってピクニックに出かけました。その時は日笠さんはたまたま日程的に難しかったのですが、本当に最近はあまりない繋がりを重ねていける現場だなって感じています。
――キャスト間の仲がここまで良いのはすごいです……。
髙橋:そうなんです。誘ってみたらみんな参加してくれて、本当にうれしいです!
――第4話の放送後なので、ここまでを振り返って印象に残っている場面を教えてください。
髙橋:ゲームでの水菜萌はナツくんをひたすら学校に誘う人だった印象があるので、そのシーンがアニメでも描かれたことが印象に残っています。あれが無ければ夏生とアトリ、ふたりの世界が広がることがなかったように思えたんです。だから初登場時の「ナツくん、学校に行こう!」はとても印象に残っています。
後は学校に来たことで、ナツくんが居場所を得たことでしょうか。水菜萌視点なのかもしれないけれど、電気の件でみんなと関わってナツくんが馴染めてよかったと思うし、活躍しているところが印象に残っています。
――ここまでご覧になってくださったファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
髙橋:第4話までご覧になってくださったみなさんは、この作品の世界観やキャラクターたちの関係性を段々理解してきてくださっているんじゃないかなって思います。この先にもっと水菜萌に感情移入してしまうシーンもありますし、キャラクターたちがこの世界でどう生きていくのかを取りこぼしなく描いていきます。監督や原作のみなさんがアニメ化に向けて考え抜いてくださった物語を、ぜひ今後も楽しんでいただけたらと思います。
[文・胃の上心臓]
作品概要
あらすじ
キャスト
(C)ATRI ANIME PROJECT