心がぎゅっとした水族館デート。頭の良さも難儀だなぁ──『恋は双子で割り切れない』インタビュー連載第5回：神宮寺那織役・内田真礼さん

電撃文庫から刊行中の『恋は双子で割り切れない』がTVアニメ化！　2024年7月10日よりAT-X、TOKYO MXほかにて放送中です。

白崎純と琉実・那織の神宮寺姉妹は小さいころから家族同然で育った幼なじみ。特定の関係を持つでもなく交流を続けてきた3人の関係は、ある日、琉実が発した一言でいびつな三角関係へと変わっていきます。

放送を記念して、キャスト陣のメールインタビューを実施！　第4話放送後の今回、神宮寺那織役・内田真礼さんに第4話を振り返っていただきました。

頭の良さも難儀だなぁ

ーー第1話序盤は純、琉実、那織の出会いから小学生時代が描かれました。この頃の3人の関係性をご覧になった感想をお聞かせください。

神宮寺那織役・内田真礼（以下、内田）：3人のキャラクターや関係がわかりやすく描かれていて、ダイジェストのような1話だったなぁ、と思いました。なんだか、すでに1クールやったあとなのでは!?　という気持ちです（笑）。ここから、3人の今に繋がってくるので、特に双子の2人の気持ちを知るためにも1話は必見だな、と思います。

ーー幼少期から高校生までの那織を演じるにあたって意識したことはありますか？

内田：幼少期から、那織も琉実も変わらないので、シーン毎に変わるところは、頭が良くて、沢山しゃべっていても小さな女の子であるというところは意識して演じました。フルフルと言い合うところは、那織が那織である理由と、学校でなかなか馴染めていないであろうと突出した個性が見えるところで、好きなシーンです。

ーー那織と純との距離感をご覧になっていかがですか？

内田：那織は、3話の終わりの時点で琉実と純が自分の知らないところでなにかあるということをわかっています。心の中と、外にでてる言葉がストレートではないぶん、たまに見せる試すような言葉がぐさりと刺さってきますよね。那織って、素直に物事を話す人ではない一味いれてくるタイプですが、感情は結構でてる人だと思います。明らかに純が琉実を思い出してるのもわかっての、あの4話の那織だと思うので、シンプルにデートを楽しめないぶん、頭の良さも難儀だなぁと、思いましたね。