あのポスターはどうやって生まれた? 映画『ボルテスⅤ レガシー』のポスターで奇跡のボルトイン! | デザイナー・大島依提亜さん×イラストレーター・森下直親さんメールインタビュー
イラストレーター・森下直親さん
――今回の依頼がきた時の感想を教えてください。
森下直親(以下、森下):劇場作品のポスターとしてイラストのご依頼をいただいたのは初めての事だったので、とても嬉しくて興奮しました。
――デザインやイラストの工程で、お互いに意見を交わしたり、アイディアを出しあうなどのやり取りはあったのでしょうか?
森下:一度WEB会議で顔合わせして、その時に大島さんから様々なアイデアの提案をいただきました。その後もラフや仕上げの段階で意見をいただき、反映しつつ完成に持っていきました。
――お互いの仕事を見た時の感想を教えてください。
森下:レイアウト、タイトルロゴ、擦れ演出など…最初の会議で大島さんが仰っていたレトロ感の方向性が、完成ポスターでは強度のあるビジュアルとなって見事に結実しており、思わず「さすが!」と感嘆の声を漏らしました。
――森下さんが実写版のボルテスⅤや各機体、キャラクターを描いた感想を教えてください。
森下:ボルテスⅤ本体は、今まで描いたロボットの中でもトップクラスでディテールの多いデザインだったので、かなり気合を入れて描きました。手元に立体の資料なども無いので、ひたすら設定画と睨めっこしながら情報を拾っていく作業でしたね。また、敵機体やキャラクターも苦労しつつ、楽しめて描けました。
――森下さんはボルテスⅤ以外にも様々なロボットを描かれています。今回のイラストを描いている中で、他作品のロボットとボルテスⅤの違いを感じることはありましたか?
森下:普段はリアル系のロボットを描くことが多いのですが、一方でボルテスⅤのようなスーパーロボットは派手な見得を切るポーズが似合いますよね。とくにボルテスⅤには「天空剣 Vの字斬り」という最強のビジュアルインパクトの必殺技があるので、これを構図の基本にして絵を組み立てていきました。
――このポスターを見て、映画公開を楽しみにしている人が増えたと思います。そんな本作の公開を待ち望んでいる読者に向けてメッセージをお願いします。
森下:かつてボルテスⅤを見て胸をときめかせた昭和の少年たちも、いま令和に生きる子供たちも、皆さんで揃って劇場に駆けつけていただきたいと思います!
作品概要
あらすじ
敵側は勝利を確実なものとするため、より強大な獣型ロボット“ビースト・ファイター”を繰り出してきた。5人はそれに対抗するため「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大な人型ロボット“ボルテスV”となる。
果たしてボルテス・チームの5人は、地球を守ることができるのか――
キャスト
マーク・ゴードン:ラドソン・フローレス(金城大和)
ロバート・“ビッグ・バート”・アームストロング:マット・ロザノ(花倉桔道)
“リトル・ジョン”・アームストロング:ラファエル・ランディコ(小市眞琴)
ジェイミー・ロビンソン:イザベル・オルテガ(中島愛)
フロスガー/ネッド・アームストロング:ー(三上哲)
マリアンヌ・アームストロング:カーラ・アベラナ(堀江美都子)
プリンス・ザルドス:マーティン・デル・ロザリオ(諏訪部順一)
ザンドラ:リーゼル・ロペス(飯田里穂)
ドラコ:カルロ・ゴンザレス(樋山雄作)
ズール:エピ・クウィゾン(越後屋コースケ)
リチャード・スミス:アルバート・マルティネス(山中誠也)
オスカー・ロビンソン:ガビー・エイゲンマン(相樂真太郎)
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