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『リゼロ』第3期:高橋李依インタビュー【連載第2回】

秋アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season 声優インタビュー連載第2回:エミリア役 高橋李依さん|一発目からスバルが驚くくらいデカめの氷を撃ち始めて「さすが物理!」と思いました(笑)

TOKYO MX、AT-Xほかにて好評放送中のTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season。

先日放送された2話(通算52話)では、魔女教大罪司教のシリウスの能力によって、広場の人々が洗脳されてしまい、久しぶりの『死に戻り』を体験したスバルは何度も策を講じるも『死に戻り』を繰り返してしまいます。

ベアトリスと作戦を練っているところにエミリアが現れ、魔女教の脅威からエミリアを遠ざけたいスバルに「私もスバルを助けてあげたいの」と告げ、参戦することに。シャマクで街の人々を包み込んでシリウスの能力を無効にする作戦だったものの、実行する前にシャマクでは意味がないと気づき、エミリアとシリウスが交戦開始。

憤怒をあらわとするシリウスの炎に包まれて絶体絶命の時、魔女教大罪司教のレグルスがエミリアを救出すると、レグルスは「(エミリアを)僕の七十九番目の妻にする」と宣言。混乱と戸惑いが更に広がった2話でした。

アニメイトタイムズではキャスト陣にインタビューを行っています。第2回に登場していただくのはエミリア役を演じる高橋李依さん。

対面でのインタビューということで、2nd seasonを振り返っての感想やエミリアの変化、収録での裏話、放送されたばかりの3rd seasonの2話の印象的なシーン、今後の見どころなどたっぷり語っていただきました。

 

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2ndのエピソードを経て、殻が2回向けてたくましくなったエミリア

――2nd season(以下、2nd)を通してエミリアの成長や変化を感じたところは?

エミリア役 高橋李依さん(以下、高橋):ちょうど先日、52話(「氷炎の結末」)が放送された後に長月(達平)先生がおっしゃっていたひと言が印象的で。「エミリアは三章までは『どうしよう? とりあえず物理で何とかする……?』と疑問形だったのが、このシリーズでは『よし! 物理で何とかするっ!』になっている」と。

物理という選択肢が変わらないのも微笑ましいですが、エミリアの覚悟が決まった感じを的確に表現されていて。嬉しくてこちらでもご紹介しちゃいました。

 

 

――2ndで試練を乗り越えたことも大きいのでしょうか?

高橋:そう考えると試練って、とてもいいものだったんじゃないかと思ってしまいます(笑)。2ndを振り返ると、ほとんど墓地でのシーンが多く、印象として薄暗かったり、個人の葛藤が描かれていたので、エミリア陣営のキャラたちとたくさん掛け合った感覚がなくて。

でも試練がなかったら、やはり3rd season(以下、3rd)を迎えられなかったと感じてしまうほど、エミリアが向き合うべき過去だったなと。お母さんに伝えた彼女の言葉が早速52話で回収されていることもあって、「思い出せてよかったね」と嬉しかったです。

――2ndは、個人的にはエミリアの感情の起伏や揺れ動きも大きく感じられました。

高橋:表に出るという意味で激しいセリフに感じたのかもしれません。1st season(以下、1st)でスバルとお屋敷でケンカしたことがあったけれど、その時だって、彼女の心の中の不安や困惑はしっかり大きかったと思います。

2ndでは120%をぶつけてしまえる環境と相手だったことで、うまくはないなりに、きちっとアウトプットできているところは成長を感じていて。ケンカの仕方が変わっているというか。1stではガッカリしたり、言葉を紡ぐのを止めるという身の引き方をしていたところもあったので。

――演じ方は変わりましたか?

高橋:1stでスバルから「ゆっくりじっくり、のんびりと好きになってくれたらいい」という言葉をもらったり、いい意味での特別扱いとして、一つひとつの言葉をしっかり受け止め始められたこともあって。

物事への信頼の仕方、わからないことがあった時の不安度みたいなものには少しずつ変化を感じていますし、2ndから3rdにかけても、40話の「信じる理由」のエピソードを踏まえたからこその変化も感じます。2回、殻がむけたことで3rdはだいぶたくましくなってきました。

 

 

1stで成長したスバルの寄り添う想いが、2ndでのエミリアの支えに

――スバルの変化や成長についてはどう感じていますか?

高橋:1stの頃は売り言葉に買い言葉みたいに、すぐに言葉や表情、手足に感情が出てしまって、2秒後にはやらかしちゃいそうで(笑)。

そんなスバルの、3rdでのユリウス(CV.江口拓也)との会話や、51話「劇場型悪意」ではハインケル(CV.津田健次郎)に対しての怒りの表わし方も、最初の頃の憤りとは違うなと感じました。

――1stでは感情に任せてエミリアにいけない言葉を言ってしまったり、一人で突っ走ってしまうこともありましたが、2ndではエミリアの心の動きを読んだり、諭すようなところも見られて。大人になったなと。

高橋:1stのケンカのシーンで「言ってくれなきゃわからないよ、スバル」というセリフがあったように、エミリアは言葉で言われたことを大切にする傾向があるんですよね。約束という言葉への執着というか、とらわれているのかなとも感じていました。

そして2ndでの試練の過去を見てみると、パンドラ(CV.釘宮理恵)に「あなたは一生懸命約束を守った。そのことをしっかりと心に刻んで、今のままのあなたでいてくれると嬉しく思います」と言われた過去とも繋がって。

1stで描かれてきたエミリアの行き場のない不安は、どれだけ底が知れない恐怖だっただろうと思うし、「約束は守らなきゃだめなこと」という残された感情を思い返すと、エミリアがどれだけ孤独を感じていたことかと、私までつらい気持ちになりました。

――2nd seasonで印象深かったエピソードを教えてください。

高橋:エミリアを今後も演じるにあたって忘れないようにしたいなと思ったのは、母様とジュースの過去のエピソード(42話~44話)です。

 

 
あのシナリオの中にも、まだまだ『リゼロ』の秘密がたくさん隠されている気もしますが、エミリアの軸になることがたくさん詰まった大切な過去でした。エキドナ(CV.坂本真綾)に向かって宣言したところも印象的でした。

「母様の愛した世界で、私は、幸せでいるよって」と、エミリアがどう生きていくのか言葉にできた流れはとても胸が熱かったです。

――40話のスバルとエミリアのシーンも神回と話題になりました。

高橋:感情をぶつけて、キスして、前を向きました、というトピックスでのお話にして欲しくなくて。お互いの言葉の中で、どこにカチンときたからこう言ったのか。それを受けたらどんな言葉や感情が出て来るのか。

そんな会話が続いて、どうしたら今のエミリアにわかってもらえるのかとスバルが考えた時に選んだ選択肢がキスだった。それだけなんです。「この心の動きは『リゼロ』ならではだな。先生すごい!」と思っています。

 

(C)長月達平・株式会社 KADOKAWA 刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
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