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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──いよいよスタートする第14話。清霞の父、清霞の母・芙由(ふゆ)が登場します。上田さんとしては、どのような点に注目してもらいたいですか?
上田:芙由さんに関しては、彼女の清霞との関係だったり、美世への接し方に、ヒヤヒヤする場面も多く見られるかと思います。芙由さんが何故清霞や美世に冷たく当たるのか、その内面にぜひご注目いただきたいです。
そしてそんな中でも、まっすぐ一途に、飾らずに、自分にできることをしようと頑張る美世がまた素敵で。
その辺りにもぜひご注目くださいませ。
──第二期で登場するキャラクターの中で、ご自身以外で特に気になるキャラクターや注目してほしいキャラクターは誰ですか?
上田:第二期で初登場のキャラクターで言うと、やはり陣之内薫子(CV:戸松遥)さんと、甘水直(CV:内田夕夜)さんでしょうか。
後は、第一期でも大活躍だった薄刃新(CV:木村良平)さん。誰が味方で誰が敵なのか、考察しながら観ていただくのも楽しいのかなと思います。
──いつも一生懸命な美世。第二期は第一期以上に、まさに「わたしの幸せな結婚」であることを感じさせる展開もあるかと思います。その分、試練もあるかとは思いますが、上田さん自身は美世に対してどのような言葉をかけたいと思いますか?
上田:「無茶はしないでね」とか……ですかね……? 第二期では、美世自身が己の感情をどう扱ったらいいか分からず悶々とする場面が多く見られます。
「1人で悩まないでね」と言えたらいいんですけど……。
──上田さんが本作に参加されたことで、ご自身にどんな変化がありましたか? 得たこと、学んだことがあれば教えてください。
上田:第一期の斎森家でのエピソードを受けて、やはり人の強い想いは、人を傷つけてしまいかねない怖いものだと感じました。
でもだからこそ、会話を重ねてお互いを理解しようとすることや、尊重することは大切だなと思いましたし、美世と清霞を見ていると、人の強い想いが人を幸せにすることだってあるんだと気付かされたりもして。この作品を通して、愛し愛されることは素敵なことだなと考えるようになりました。
──ありがとうございました。
[構成・逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。