
「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』BD&DVD発売記念上映会」上映後トークショーをレポート|鶴巻和哉監督、榎戸洋司さん&シュウジ・イトウ役の土屋神葉さんがTVシリーズ放送から1年を経た今だからこそなトークを繰り広げた!
2025年1月に劇場先行版『-Beginning-』、その後2025年4月からTVアニメとして放送された『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX』。そのBlu-ray&DVDの発売を記念する上映会が、先日2026年4月9日(木)に新宿ピカデリーで実施されました。
登壇者は鶴巻和哉監督とシリーズ構成・脚本の榎戸洋司さんに加え、シュウジ・イトウ役の土屋神葉さん。最終話まで改めて楽しんだ後のファンのみなさんの前でのトークショーだけあって、このタイミングだからこそ話せる話題が盛りだくさん。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか!
TVシリーズ放送から1年……今のみなさんの心境や如何に
上映後にMCを務めた松澤ネキさんの紹介で登壇者が会場入りすると、まずは鶴巻監督から順番に一言ずつご挨拶。ちょうど昨年(※2025年)の今頃がTVシリーズの放送がスタートした時期ということで、まずは当時の心境をみなさんに伺っていくことに。
土屋さんはあの熱狂を昨日のことのように感じているそうで、今も自分のYouTubeチャンネルで『ジークアクス』を擦り続けていると話すと会場から笑いがおきました。鶴巻監督は『-Beginning-』の反応が良かったものの、第4話以降を楽しんでもらえるか不安があったと当時の心境を吐露。榎戸さんは楽しみにしていたオープニングとエンディングが、オンエアで期待以上だったので嬉しかったと語っていました。
その後、本編について改めて掘り下げていきました。実は上映を土屋さんご覧になられていたそうで、改めて劇場のスクリーンで鑑賞することで新たに感じ取れたものがあったことや、繋がっていなかったものが繋がった瞬間があったのだとか。
続いて松澤さんから、最終話の流れはいつ頃から想定していたのかという質問が飛び出しました。ここで、終盤の展開は当初からシリーズ構成できまっていたことや、地球編は榎戸さんがなんとか入れたことなど、様々な事実が明かされていくことに。
ここで榎戸さんが、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』や『機動戦士ガンダムF91』のようなハイテンポで展開される物語をTVシリーズでやってみたかったと一言。しかし、鶴巻監督の作る物語のテンポ感は想定していたものよりさらに早かったとのこと。
鶴巻監督は以前『フリクリ』関連で受けたCM系の雑誌のインタビューが印象に残っており、その中で『フリクリ』をストーリー仕立てのCMのようにしたかったと語ったことがあると語りました。そういったCMのように15秒でストーリーのオチまで見せるような作風が好みだったことから、『ジークアクス』もこの形にまとまったのかなと分析していました。
土屋さんはアフレコ時はその展開の早さに追いつくために、自分の気持ちをシュウジに追いつかせるよう覚悟を持ってお芝居をしていたと語りました。そして、それは他の作品では中々できない経験だったとも。
ゼクノヴァの設定周りに触れられた場面もありました。これはシャアがガンダムに乗るという改変をSF的に描くために入れたものであり、当初は物語の中で頻繁に発生するものになるとは考えていなかったのだとか。また、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で引き起こされた小惑星アクシズにまつわる奇跡とは、実は別のものだという話も……!?
マチュとシュウジのキスシーン……その裏話は必見
そして、土屋さんの演じるシュウジというキャラクターがどんな存在だったのか……という点も話題に上りました。土屋さんはお芝居する時は必要なところだけを抑えておけばシュウジのキャラクター性が出てくると考えており、シュウジがどんな存在なのかは視聴者のみなさんと同じだけの情報量しかない状態で収録に臨んでいたことを暴露。収録を終えた今だからこそ、シュウジがどんな背景をもっているのか知りたそうな様子を見せてくれました。
すると、杉谷プロデューサーがもっとシュウジのエピソードを描きたいと考えていたという話が。いわく今回はそれを抑えてもらったそうですが、本当にシュウジに関する余白の部分が存在しているのなら見たいと考えた人も多かったことでしょう。
シュウジに関して鶴巻監督は、ガンダムの妖精のようなキャラクターだと考えていたと話すと、オーディションテープを聞いて一発で土屋さんが良いと感じていたとコメント。だからこそ、シュウジの背景を説明してしまうことで、その良さが変わってしまうのではないかと考えたのではないかと当時を振り返って結論付けていました。
また、アンニュイで不思議系な女性キャラクターはいるものの、男性でそういったキャラクター性は少し珍しいことから、鶴巻監督は難しい役ではないかと感じていたとも。土屋さんがそんなシュウジのキャラクター性の手がかりにしていたのが、オーディション原稿にあった「お腹すいた」という台詞なのだとか。
土屋さんはこの台詞がシュウジのどんな背景から出ているのかを想像しつつ、そのニュアンスに含まれているシュウジの欲望や渇望の具合、それが通用すれば最後まで演じきれると考えていたと話してくれました。
トークショーもそろそろ終盤に差し掛かったタイミングで、最終話「だから僕は…」で描かれたアマテ・ユズリハことマチュとシュウジのキスシーンが話題に。榎戸さんによるとこのシーンも当初の脚本から存在していたものの、当時は友達への挨拶かのような形でシュウジの方からマチュにキスする流れだったことを明かしてくれました。
しかし、それを知った杉谷プロデューサーからマチュから走り寄ってキスをする形にしてほしいとの要望があり、普段は具体的な要望を言わない杉谷プロデューサーからの熱のこもった提言だったことから実現させたそうです。
土屋さんはこのシーンを演じる上で葛藤があったと一言。好き=恋愛ではなく、もっと大枠のシュウジだからこその言葉だと考えており、その点が難しかったそうです。
Blu-ray&DVDに付属する小説やドラマCDにまつわるトークもありました。各話タイトルの中には「クランバトルのマチュ」「ニャアンはキラキラを知らない」「マチュのリベリオン」といったマチュやニャアンに関するものはあれど、シュウジに関するタイトルはありませんでした。最終話「だから僕は…」はシュウジの台詞ではありましたが、その形式に則ったものではありません。だからこそ榎戸さんは、外伝第1話のタイトルを「シュウジの絵」にしたそうです。
マスコミ向けのフォトセッションをはさんだ後、登壇者が一言ずつ挨拶を述べてイベント終了となりました。最後に鶴巻監督は、もう放送から1年が経つにも関わらず会場が満席だったことに感謝を述べました。そして、2026年5月27日(水)に発売される『-Beginning-』のBlu-rayについて、TVシリーズとはまた違った良さがあるのでよろしくお願いしますと、改めてファンのみなさんにアピールしていました。
放送から1年を経てなお、まだまだ熱い盛り上がりを見せている本作。物語の余白となりうる部分を思わず想像せずにはいられない世界観だけに、今後の展開に期待している方も多いのではないでしょうか。きっとその可能性はあると信じて、今後も『ジークアクス』やガンダムシリーズを応援し続けていきましょう。
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作品情報
あらすじ
キャスト
ニャアン:石川由依
シュウジ・イトウ:土屋神葉
シャリア・ブル:川田紳司
エグザベ・オリベ:山下誠一郎
コモリ・ハーコート:藤田茜
ラシット:広瀬さや
コワル:村井雄治
タンギ:中務貴幸
オシロ:中村源太
セファ:渡辺理沙
ベノワ:江越彬紀
アンキー:伊瀬茉莉也
ジェジー:徳本恭敏
ナブ:千葉翔也
ケーン:永野由祐
ハロ/タマキ・ユズリハ:釘宮理恵
ポメラニアン:越後屋コースケ
アラガ:丹羽正人
ラゴウチ:下山吉光
ワード:家中宏
チャイチ:福原かつみ
マーコ・ナガワラ:稲田徹
カムラン・ブルーム:興津和幸
シイコ・スガイ:塙真奈美
ボカタ:金田愛
モスク・ハン:菊池康弘
ガイア:上田燿司
オルテガ:浜田賢二
ドゥー・ムラサメ:金元寿子
ゲーツ・キャパ:村瀬歩
バスク・オム:安元洋貴
シムス・アル・バハロフ:庄司宇芽香
キシリア・ザビ:名塚佳織
アサーヴ:内山昂輝
ミゲル・セルベート:八代拓
ララァ・スン:羊宮妃那
ヴァーニ:小倉唯
カンチャナ:菱川花菜
マリガン:斉藤壮馬
レオ・レオーニ:檜山修之
ティルザ・レオーニ:前田玲奈
シャア・アズナブル:新祐樹
デニム:後藤光祐
ドレン:武田太一
パオロ・カシアス:中博史
フラナガン:白熊寛嗣
マ・クベ:杉田智和
ウラガン:山下タイキ
トクワン:佐々木啓夫
(C)創通・サンライズ





































