
大切だからこそ、伝えたいこと。そしてシーナが見つけた自分の願いとは──TVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』第5話を振り返り!
絶賛放送中のTVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』。戦争が身近にある世界で生きる少女たちの“生と死”、そして少しずつ育まれていく絆を描く本作。
第5話では、戦争という現実と向き合いながら、ミミへの願いを少しずつ言葉にしていくシーナの姿が描かれました。
大切だからこそ伝えたい想いが紡がれた第5話を振り返ります。
返礼の日で見つけた小さな希望
学校中を整理整頓する「返礼の日」。シーナのクラスは、地下書庫を担当することになり、シーナは、古い本に「かけられた魔法の代償」という項目を見つけます。ミミは母親が禁忌を破り、蘇生魔法で蘇らせた子。その魔法を解く方法があるのかもしれない。そんな思いを巡らせるシーナとは対照的に、ミミは魔法で本を浮かせたり、文字をうにょうにょと動かしたり。一緒に魔法で遊ぼうと誘うミミに、シーナは自分の魔力では本を1冊持ち上げるのが精いっぱいと苦笑い。
その後、落ちてきた本が頭に当たったミミを心配し、「よしよし」と頭をなでるシーナ。すると、不思議と痛みが引いたような表情を見せたミミは、「もっと」と身を寄せるのでした。
掃除を終えた後は、「返礼の日」のもう一つの催しである譲渡会へ。シーナとミミは以前、修復魔法としてキスをする姿を目撃してしまった先輩のエスタから、「もう一緒に着られないから」とお揃いのワンピースをもらうことに。さらに、シーナはエスタから枯れかけた鉢植えも譲ってもらいます。その後、部屋でシーナが「まだ生きているもの」と枯れた葉をそっと掴むと、鉢植えには花が……! 戦う力は弱くても、シーナの魔力には何か別の力があるのかもしれません。
大切だからこそ、伝えたいこと
その夜、保健室に寄らず、戦場から直絶部屋に帰ってきたミミは「シーナが待っていてくれると思ったから」とニッコリ。二人は一緒にお風呂へと向かいます。シャワーで汚れを落としながら、シーナはミミから血の匂いがすることに気付き、胸の奥が締めつけられるような思いに。そんなシーナを見て、「自分で洗える!」とシーナを元気づけるかのように無邪気に笑うミミ。その姿と、戦場で命を奪ってきた現実が、どうしても結びつきません。
その後、湯船につかりながら「いっぱいやっつけたんだ」と戦場を振り返るミミに、シーナは戦争が人の命を奪うものだということ、自分たちと同じように、敵にも大切な人がいることを伝えようとします。しかし、「ミミは死なないよ?」という返事に、思わず「そうじゃなくて!」と声を荒らげてしまいます。どうすれば自分の想いが伝わるのか。懸命に言葉を探すシーナに、自分を真剣に思う気持ちを感じたミミは、「ありがとう、シーナ。ちゃんと大切にできるよ」と笑顔を見せ、その言葉にシーナは涙をこぼすのでした。
シーナが見つけた自分の願い
翌日、シーナとミミは保健室に。敵を倒すことを「いいこと」だと信じているミミについて相談するシーナでしたが、フラン先生は、ミミがこれまで奪ってきた命の重さを今さら受け止めることは無理だと語ります。さらに、ミミを普通の身体に戻せば、その代わりに他の生徒たちが戦場へ送られることになるという現実も。「なんで、戦争なんか…」と思わずこぼれたシーナの言葉に、フラン先生は「自分と、自分が愛するものを守るためには戦うしかない」と静かに答えます。正しいかどうかではなく、犠牲を少しでも減らすためにミミという存在を受け入れている。その現実を受け入れたうえで、「何を望むか、考えてごらん」とシーナに伝えるのでした。
その夜、部屋で穏やかな時間を過ごしていた二人のもとへ、再び招集放送が響きます。「絶対帰ってくるから待っててね」と駆け出すミミを送り出すシーナでしたが、その後、思わず廊下へ飛び出し「絶対、待ってるから。怪我をしないで帰ってきて」とミミに伝えます。何度も問いかけられてきた「シーナは、どうしたいの?」という言葉。その答えをようやく見つけたシーナに、ミミは満面の笑みで「ラジャー!」と答えるのでした。
自分自身の気持ちと向き合い、その想いを言葉にしたシーナが印象的だった第5話。二人の関係がまた一歩前へ進んだことを感じさせるエピソードでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい』作品情報
あらすじ
人を殺すための授業、誰が死んでも悲しむことさえままならない日常。
ここは不条理で、常に死と隣り合わせの日々が、「当たり前」な世界。
「どうしてみんな平気なの?」
自分の境遇を受け入れられずにいる14才のシーナはある夜、血まみれの小さな女の子・ミミと出会う――
どんな現実が訪れようとも、生きていく。
これはそんな少女たちが見つける、あどけない願いの物語。
キャスト
(C)あおのなち・一迅社/「きみ死ぬ」製作委員会




























