この記事をかいた人
- 塚越淳一
- アニメイトタイムズでいっぱい書いています。
――それぞれが演じているキャラクターについて教えてください。まずは異世界から転生してきた魂を宿している四乃山ポルカから。
榊原:ポルカくんは、殺伐とした世界からやってきたんですけど、平穏を望んでいる心があるんです。だからか、血生臭いところにいたにも関わらず、天然な部分やフワフワさがあるんですよね。
かと思ったら物事を冷静に分析して、かっこいいシーンもあったりするので、読んでいて、ポルカくんってどんな子なんだろう?と最初はわからなかったんです。
でも物語が進むにつれて、彼ってこういう人だったんだ、異世界ではこういう事を考えていたんだって、どんどん感情移入していく要素が増えていくんですね。だから物語の中心になるのに適している子なのかなって思いました。
それで感情移入していった結果、ポルカくんの心の変化は魅力的だと感じました。新しい環境に来て、そこから何をどうやっていくのかというのは、見どころでもあると思います。
――続いて“殺し屋殺し”と恐れられる少女・崎宮ミサキです。
水瀬:一見かわいらしくハツラツとしているので、この子の中にそんな狂気が?って、想像できないんですけど、その無邪気さゆえの狂気があって、興味や探究心、好奇心が手に持っているバールに直結しちゃうんですね。ワクワクすると振っちゃう、みたいな(苦笑)。そんな危なっかしさもある女の子です。
冗談だよね?っていうようなことを冗談ではなくするし、この気持ちは何だろう?っていうところへの執着心が強いんです。まだまだ計り知れない恐怖心を駆り立てられるキャラクターだと思ったので、演じる上では、常に一定のテンションで、ずっと楽しそうではあるけれどけど、その中にある本気になる瞬間がを表現できるよう意識していました。最初にポルカくんと出会うときも、一見いい子が来た!みたいな感じでしたからね(笑)。
ただ、ペット感もあってヨシヨシしたくなるかわいさもあります!
――そして、新宿を根城にしている情報屋の繰屋 匠です。
内田:匠は情報屋という立場上いろんな人と関わっていくんですけど、どこの誰とも深く関わるでもなく。何なら常にヘッドマウントを付けていて、現実とも深く関わるわけでもないんです。
どこか現実を遠ざけて生きているような人なんですが、彼自身、人を見たり、区別をすることで自分が傷つかないようにして生きているんですよね。でも、そのぶん、一般常識とかみんなが感じるようなことには敏感な人なんです。ポルカは異世界の人だし、ミサキは強烈な感覚をもっているので(笑)、そういう意味では、3人の中では一番一般常識がある人だと思います。
それと異世界のことをポルカに質問をしたりするんですが、ポルカの返答が、こっちの常識からは外れているんです。魔法を使うとか言ってくるので。そのときの匠の反応も、見ている人には共感してもらえるんじゃないかなって思いました。
でも、いつかヘッドマウントを取ってほしいなと僕的には思っていますけど、どうなることやら。
榊原:取ったら絶対にカッコいいですよね!!
――ポルカはいつも信じられないようなことを言うけど、実際に見せてくれるから、信じざるを得ないんですよね。
内田:そうですね。目の前に骸骨が現れるから、仕方がないですよね。
榊原:それと匠くんってある種、一番の被害者なんですよ。
水瀬:確かに! 私も匠くんが一番かわいいなと思っていて、ヒロインみたいなんですよ。なんだかんだで付いて来てくれるし、優しさがあるから、ここから3人での行動も増えていきますけど、ちゃんとバランスが取れているのは、匠くんがいるからで、その存在はすごく大きいと思っています!
――では最後に、代表して榊原さんからファンへメッセージをお願いできますか?
榊原:アニメが始まったあとでしたら沢山言えることがあるんですけど、本当に事前に何かをお伝えするには、本編が激動して適していないんです(笑)。
ただ、見て後悔はしない、楽しめて気がついたら引き込まれて、次は一週間後なの?ってワクワクしながら次回の放送を待てるアニメだと思っています。ぜひぜひ我々が今日話したことにも注目しながら見てみてください、よろしくお願いします!
アニメBlu-rayブックレットの執筆(「五等分の花嫁∬」「まちカドまぞく」「まちカドまぞく2丁目」「「ちはやふる」「リコリス・リコイル」etc.)、内田真礼、三森すずこなどのライブパンフレット、22/7写真集、久保田未夢UP_DATE執筆ほか、いろいろ
作品名 | デッドマウント・デスプレイ |
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放送形態 | TVアニメ |
スケジュール | 第1クール:2023年4月10日(月)~2023年6月26日(月) 第2クール:2023年10月9日(月)〜2023年12月25日(月) TOKYO MXほか |
話数 | 全24話 |
キャスト | 四乃山ポルカ:榊原優希 崎宮ミサキ:水瀬いのり 繰屋 匠:内田雄馬 岩野目ツバキ:江口拓也 荒瀬耿三郎:岡本信彦 倉木リサ:種﨑敦美 雷小幽:福圓美里 四乃山呂算:山路和弘 四乃山小夜:大地葉 阿字城イズナ:大久保瑠美 一ノ瀬古瑠斗:長谷川育美 合川咲姫:白石晴香 シャグルア:草尾毅 レクリア:柚木涼香 ソリティア:高橋広樹 胡蝶・エイトポート:佐倉綾音 デスクロー佐谷:ニケライファラナーゼ 裏井:興津和幸 山田文代:小林沙苗 レミングス:蒼井翔太 四乃山 尊:小西克幸 四乃山華月:芹澤優 四乃山紫月:市川蒼 西明寺水琴:田丸篤志 イーズリーズ・ソルドフレイル:豊口めぐみ 四乃山希吏:花澤香菜 四乃山涼火:原紗友里 四乃山五郎:岩崎征実 暴:相川奈都姫 雑貨殿:島﨑信長 細呂木:七海ひろき 皇帝:田村睦心 鷹巣次郎太郎:稲田徹 幅木秀秋:上田燿司 幌島リンネ:高田憂希 幌島ヒイロ:岩中睦樹 八津蘭丸:吉野裕行 戸沢弾正:宇垣秀成 ロメルカ・リメルカ:高森奈津美 カルラ・ウォン:大西沙織 阿牙倉マジリ:赤﨑千夏 阿牙倉百矢:八代拓 氷黒久遠:細谷佳正 アリウス・サバラモンド:村瀬歩 太貝:江頭宏哉 蓬:弘松芹香 |
スタッフ | 原作:成田良悟・藤本新太(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊) 監督・シリーズ構成:小野学 副監督:大隈孝晴 助監督:北井嘉樹 キャラクターデザイン:阿部恒 脚本:小野学・菅原雪絵・冨田頼子 音響監督:山口貴之 録音スタジオ:HALF H・P STUDIO 音楽:F.M.F(奈良悠樹・eba・うたたね歌菜) アニメーション制作:GEEKTOYS |
主題歌 | OP1:「ネロ」Sou OP2:「スクラップアート」水瀬いのり ED1:「アイオライト」水瀬いのり ED2:「Hope」内田雄馬 |
公開開始年&季節 | 2023春アニメ、2023秋アニメ |
電子書籍 | 『デッドマウント・デスプレイ』電子書籍(コミック) |