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- おかもとみか
- 2021夏デビューのオトナ女子新人ライター。ミドル層の男性声優さん関連記事を書くことが多いです。
2023年5月13日、14日に横浜アリーナにて「Kiramune Music Festival 2023」(以下「キラフェス」)が4年ぶりに開催されます。今回のキラフェスは入野自由さん、Trignalの2組がゲストという形での出演ではありながら、全9組総勢13名のメンバーが集結し、観客を魅了します。
2009年に4名のメンバーで開催されたキラフェスは、年々参加メンバーを増やし、2019年の10周年記念公演では最多となる総勢16名が出演する規模のライブイベントへと成長しました。
本稿では、そんなキラフェスが10年の時を重ねながら進化してきた変遷を辿りつつ、その年に起こった注目ポイントなどをご紹介。今回は【後編】として、2015年から10周年記念公演となる2019年までをまとめています。
なおKiramuneでは、イベントの模様を収録したDVDやBlu-rayが発売中です。本稿ではファン必見のDVD映像特典についてもご紹介していますので、まだ持っていない方はぜひチェックしてみてください。また、キラフェスはもちろんのことリーディングライブや各メンバーのソロライブ映像などはU-NEXTで配信されています。気になった方はぜひ映像でご確認を!
4名から始まり、2014年までの5年間でメンバーや規模を大きく発展させていったキラフェス。年に一度メンバーが一堂に会する祭典という形が整い、6年目からはメンバーそれぞれがさらに研鑽を重ね、パフォーマンスに磨きをかけていく成熟期へと移行していきます。
会場:横浜アリーナ
参加メンバー:入野自由さん、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永 翼さん)、吉野裕行さん
総楽曲数:52曲
6年めに突入したキラフェスは新たな演出として、観客がぐるりと360度囲む鮮烈なステージが登場。さらにセンターステージがせり上がると、アーティストの足元四方に新たな巨大モニターが立ち上がり、これまで以上に楽曲と映像とのコラボレーションが楽しめる仕掛けとなっていました。
「愛しさのコントラスト」でマイクスタンドを使い大人の色気を醸し出すTrignalや、リリースした「厨二系」楽曲を披露する岡本さん。さらに、渾身のバラードで観客を酔いしれさせる入野さん、女性目線の歌詞と色気たっぷりな振り付けの「CATWALK」で妖しく観客を魅了する吉野さんなど、各メンバーがこれまでのイメージをさらに刷新し続けている様子が窺えたのもこの年の特色です。
そんな中、衣装やヘアメイク(?)、パフォーマンスに至るまで、徹底的にお笑い路線をひた走る浪川さん……もとい浪川大二郎さんが爆誕したことで、キラフェスに非常に刺激的なスパイスをもたらしたシーンは必見! 観客を大いに沸かせる点において浪川さんの存在は欠かせない、ということを強烈に印象づけられる1シーンとなっています。
また、この年のキラフェス会場のみで先行販売されたシングル『Yeah Oh!!』をひっさげて、浪川さん、吉野さんのユニット「Uncle Bomb」がアンコールで初登場! 親しみやすく覚えやすい楽曲で大いに観客を盛り上げました。そんなアンコールではメンバー同士のコラボも健在! ファンによっては「推し」と「推し」の共演が叶うなど、大きな歓声が上がっていました。
前回からTrignal3人のそれぞれの衣装にユニット内カラーが盛り込まれている影響もあってか、それまで水色一色だったTrignal登場時は、観客のサイリウムも3人の担当カラーが混じるようになっていて、興味深いポイントとなっています。
今回のBlu-ray特典の「メイキング」は、リハーサルから当日の舞台裏の様子などの映像をおよそ50分強にわたって収録するという大ボリューム! あたかも「メンバーに密着」しているかのような映像はぜひチェックして欲しい。
会場:さいたまスーパーアリーナ
参加メンバー:入野自由さん、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永 翼さん)、吉野裕行さん
総楽曲数:55曲
この年はキラフェス初の「さいたまスーパーアリーナ」を舞台に、メンバーが華麗なステージを繰り広げます。新たな会場だからこその演出として出現したのはメイン、センター、サイドに設けられたそれぞれのステージをつなぐ花道。メンバーが縦横無尽に駆け巡ることの出来るステージは鮮烈! バックステージも含め、全方位の客席に近くなるステージ作りとなっています。
前回と同じ出演メンバーということもあって、これまで以上にエンタメ性の高いパフォーマンスをするメンバーが多数であったこの年。柿原さんはサッカー選手などさまざまな人物に扮したり、キュートな女装姿を見せる映像をバックに、ユーモラスな「レッスンAtoB」を披露し大きな歓声が上がっていました。神谷さんもキラフェス初披露の「Danger Heaven?」の世界観に合わせ、早着替えで勇者に変身し剣で敵と闘うかっこいいパフォーマンス! 観客を大いに沸かせます。
さらに今回はキラフェス初の「フライング」に岡本さん、入野さん、浪川さんが挑戦という驚きの演出も! 腕のタトゥーで「厨二」感を演出する岡本さんは「Holy Holy」からの「Lost universe」で自身の望む世界観を存分に見せつけます。フライングをしながら自らの光る剣で映像演出のドラゴンや敵に扮したダンサーたちと立ち回るというサプライズで観客を驚かせました。
また、入野さんも鍛えられた体幹だからこそ叶う美しいフライング姿で「流星の君へ」を歌唱。星が流れる空を華麗に舞う演出に痺れさせられます。フライングのために衣装の下に装着している「ハーネス」をものともせず、むしろ年々キレを増しているダンスも見逃せません。
そんな2人とはまた別次元のフライング演出を魅せたのはアンコールの浪川さん。なんと「逆バンジー」をしながら歌唱し、目にした者すべてに衝撃を与えました。広い会場が大歓声で埋め尽くされたそのパフォーマンスは非常に印象深いシーンとなっています。
Trignalは「Kiss Plus」楽曲披露で、江口さんの圧巻のラップ・通称「えぐラップ」を聴かせるなど、また新たな境地も展開。鍛え上げた腹筋をチラ見せする柿原さんや、初のトリを務めた吉野さんの熱い語り、さらにメンバー全員で紡ぐ「僕らの描く未来」が初披露されるなど、トピックス満載なキラフェスとなっています。
今回も1時間弱に及ぶメイキング映像はBlu-rayのみの特典となっています。舞台裏ですれ違うたびに交わされるメンバー同士のやりとりや、カメラの向こうのファンに向けて送られるメッセージ、彼らの素顔を映し出す映像はお見逃しなく!!
会場:横浜アリーナ
参加メンバー:神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永 翼さん)、吉野裕行さん
総楽曲数:51曲
海外留学中の入野さん以外のメンバーが集結したこの年のキラフェスはステージ構成が斬新。すべてのステージが客席の中に設けられ、再び360度観客が囲みます。さらにセンターステージから四方へ花道が伸びる仕様も目新しく、階段状になった花道でもメンバーがパフォーマンスを見せるなど、新しい演出に観客のボルテージも上がります。
バージョンアップしたのはメンバーも。浪川さんはキラフェスでは久々のスタンドマイクパフォーマンスを見せたほか、2015年での披露時からすべてのダンスをリニューアルした「Colorrless sky」で観客を魅了。吉野さんはメガホン(トラメガ)を片手に衝撃的な歌詞を叫ぶように歌う「シャララ」や、キラフェス初披露となるアコースティックギター演奏など驚きのパフォーマンスを展開。2人のユニット「Uncle Bomb」ではマタドールに扮し華麗なダンスを魅せるなど、魅力的な演出が多彩です!
他にも、色気満載の振り付けで妖艶さあふれる神谷さんの「イズムリズム」や、和装で「朧月」を披露した岡本さんには大きな歓声も。岡本さんは初めて務めたトリで「8peace」制作秘話を明かし、歌唱中には思わず声を詰まらせる場面も。舞い降りるたくさんの白い鳥の演出なども相まって感動的なシーンとなっています。
感動的なシーンはメンバー全員でのトーク中にも。「やりたいこと」を尋ねられた吉野さんが観客のサイリウムを全員赤にして欲しいと発言。この年不在の入野さんの担当カラーである赤一色に染まった広い会場に「今年は見られない景色だから」という言葉とともに感謝を伝える吉野さんには多くのファンが感動を覚える場面でした。
すっかりキラフェス恒例となったアンコールでのメンバー同士のコラボで目を惹いたのは柿原さんの「レッスンAtoB」。歌唱中になんと、柿原さんと同じAB型の木村さんやスタッフが大集結するというサプライズが! このユニークな演出は見逃せません。
Blu-rayのみの映像特典は、こちらも恒例となったメイキング映像! 出番を待つメンバー同士の交流はもちろん、コラボするメンバーの曲の振りを復習する姿が見られるのはここだけ!
会場:横浜アリーナ
参加メンバー:入野自由さん、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永 翼さん)、吉野裕行さん、SparQlew(上村祐翔さん、千葉翔也さん、保住有哉さん、堀江 瞬さん、吉永拓斗さん)
総楽曲数:55曲
前年のファンミーティングで加入が発表され、キラフェス会場限定で発売したCD『ハジマリノソラ』を引っさげたSparQlewが登場した2018年はステージ構成がシンプルに。クレーンやタケノコといった大がかりな機構はなく、メイン、センター、バックステージという構成。しかしながら、これまで以上にスペースを大きくしたメインステージには最大3つのBOX型ステージがお目見え。ここからせり上がりで登場するなど新しい演出も。
この回で目を惹いたのはやはり初登場のSparQlew。元気いっぱいに5人でのフォーメーションダンスで「ハジマリノソラ」を披露! 無事にやり遂げると思わず涙ぐむ姿を見せる保住さんなど、どこまでもフレッシュな彼らのこれからの活動には大注目ですね。
またこの年で一番注目したいのは「ユニット」活動! これまでのレギュラーユニット以外が花盛り。岡本さんとTrignalから構成される「ノブグナル」は、前年の2017年に行ったイベントでも披露した歌劇風の楽曲で観客を魅了。またアンコールでは、同じく前年台湾でジョイントライブ「VERSUS」を成功させた浪川さん、柿原さん、吉野さんが、近しい関係性が透けるような仲良しさを見せつつ楽曲を披露。新規加入のSparQlewも合わせてメンバー同士の絆が窺える内容は必見です。
2年ぶりに登場したKAmiYUも元気いっぱいのパフォーマンス後、ふくらんだ大きな風船を割ってポーズを決めるラストに多くの歓声が! トークコーナーではこれまで主に神谷さんや浪川さんなどの初期メンバーが主導でトークふくらませて来ましたが、この年は初めてUncle Bomb2人での司会となったことも特筆したいポイントです。
ソロでは、おばけのかぶりものでのキュートな振り付けから、キレキレのダンスを見せた岡本さんや、トリを務めた浪川さんには注目が集中。浪川さんは最後の曲「暁」で精魂尽き果てるほどの渾身の歌唱をし、思わず膝をついてしまう場面も。それでも最後まで絞りきるように歌い続ける姿は感動的でした!
アンコールにはノブグナルやゲストのSparQlewも再登場し、賑やかな宴に。また、Trignalとコラボした女装・浪川さんの「アリナちゃん」には、会場から多くの悲鳴が上がるほど大盛り上がり。最後の全体曲では、メンバー全員が二手に分かれてスタンド席通路を練り歩くサプライズも! メンバーと仲良く絡みながら客席に手を振る様子はぜひお見逃しなく。
なお、この年の一風変わった不思議なイベントロゴについて、アンコール時のトーク中にその秘密が明らかに! ぜひチェックしてみてください。そして翌年はKiramune10周年ということで、神谷さんから「何が起こるか期待していてください!」との発言もあり、ますます盛り上がる予感を感じさせてくれました。Blu-rayのみの特典映像は定番となったメイキングやメンバーからのコメントです。
会場:メットライフドーム(現・ベルーナドーム※2023年現在)
参加メンバー:CONNECT(岩田光央さん、鈴村健一さん)、入野自由さん、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永 翼さん)、吉野裕行さん、SparQlew(上村祐翔さん、千葉翔也さん、保住有哉さん、堀江 瞬さん、吉永拓斗さん)
総楽曲数:各日53曲(メドレーは1曲換算)
CONNECTが帰って来た!──「いつかドームで」という岩田さんの言葉が現実のものとなったメットライフドームでの記念すべき10周年記念公演。活動休止中のCONNECTを特別ゲストに迎え、Kiramuneレーベルに所属するすべてのメンバー9組16名が勢揃いした祭典となりました。
センターステージを軸に十文字型の花道でメインとバックステージをつなぐほか、スタンド席付近にもステージが設けられるなど、広い会場ならではの構成。従来のトロッコはもちろんのこと、メインステージからバックステージまで移動する大型のムービングステージや、大勢を乗せてアリーナ外周を巡るゴンドラも稼働。それ以外にもアリーナ席とスタンド席の隙間スペースをメンバーが練り歩くなどのファンサービスもあり、どの席にいても「メンバーが視野の範囲内に来てくれる」を叶えてくれるフェスとなりました。
これまでのキラフェスは2012年から1日1公演・2日間の開催、両日同じセットリストで行われていましたが、10周年公演では両日違うセットリストが組まれるという豪華仕様。「DAY.1」「DAY.2」それぞれを映像化した初のキラフェスでもあります。そのため10周年のキラフェス映像化はBlu-rayのみ。また、メイキングやメンバーコメントが収録された映像特典も「Blu-ray Disc Box」(5枚組)のみとなっていますのでご注意あれ。
キラフェス10周年公演初日は、現在活動中のメンバーが揃ってムービングステージで登場するという華々しいスタート。全体曲を経て全メンバーの楽曲をメドレーで披露するという豪華な幕開けとなっています。そしてメドレーのトリは、今回特別ゲストとして5年ぶりにキラフェスに帰って来たCONNECT! より一層大きな歓声に迎えられていたのは胸熱なシーンになっています。
DAY.1ではまずレーベル参加順に登場し、メンバーが次々に楽曲を披露。CONNECTに続いて登場した入野さんは、2012年のキラフェスで見せた翼が広がる映像演出があり、再び大きな歓声を浴びていたのが印象的でした。ほかにも「誰からも愛されるあなたのように」では冒頭をアカペラで披露し聴衆を魅了するなど、絶えず進化し続ける入野さんの姿を強烈に印象づけました。
驚きのパフォーマンスは吉野さんも。2017年に初披露したアコースティックギターを手に再びドームに降臨。両日ともに新曲での弾き語りを見せています。そんな吉野さん、このDAY.1では「ひげあり」姿でのお目見えとなっています。数年来、キラフェス初日は「ひげあり」、2日めは「ひげなし」で登場していた吉野さん。キラフェスでは基本的に2日めの公演が映像化されて来たため、「ひげあり」での映像化は今回が初となり、特筆すべきトピックスとなっています!
また、浪川さんの「イエローマン」ではメインステージにリアル「イエローマン」が出現! どこから見ても江口さんのようなフォルムを持つイエローマンに笑顔と歓声があふれたシーンは必見。KAmiYUの2人は球場である会場にちなみ、DAY.1では神谷さんが、DAY.2では入野さんがバットを振ってみせるなど、今回もエンタメ志向の高いステージで楽しませてくれています。
アンコールでは2台のゴンドラに乗ってメンバー全員が再び登場。メドレー形式でそれぞれのメンバーの曲を他のメンバーが歌う、”メンバーコラボ”という新しい試みがされていたのは10周年ならではのシーンです。どのメンバーも、この10年間のキラフェスの中でそれぞれが紡いで築き上げて来た集大成を見せているかのような祭典となっています。
DAY.2はCONNECTを含めた全メンバーが2台のゴンドラに分乗し颯爽と登場するシーンで開幕! 全体曲後はSparQlewから元気いっぱいにスタートするなど、DAY.1とはまた違った趣向です。前回はゲスト出演だったSparQlewも、この年はさらに強まった結束力で、5人でしか描けない見事なダンスやパフォーマンスを見せていて、彼らの成長速度に目を瞠るシーンに!
そんなSparQlewがコラボした岡本さんの「Want you」では、岡本さんに倣って5人も「I want you」という決めセリフ・ポーズを見せ、大いに観客を沸かせていたのも見逃せません。エンタメに特化した曲を披露したのは入野さんも。なんと歌いながらセグウェイに乗って広い会場を巡るというサプライズ! まるで2014年にママチャリで会場内を駆け巡った演出の進化版のようなその様子に大歓声が上がります。
同じく大歓声を受けて登場したのは吉野さん。なんとスタンド席から姿を現し楽曲を披露! 遠くから応援していたスタンド席の観客たちの度肝を抜かすこのサプライズに、思わず大興奮する人が続出していたのも印象的です。
これまでのキラフェスではレーザーを多用した演出が目を惹いていた柿原さんは、今回「前進アッペンダン↑^_^↓」で照明が上下する演出でも魅了。時にはユーモラスな楽曲で楽しませつつも、年々磨きあげ続けた魅力的な美しい歌声で存分に観客を酔わせていました。
観客を酔いしれさせたのはTrignalも──初登場から時を重ねて纏った大人の雰囲気でファンを魅了してやみません。特に2015年にも披露した「愛しさのコントラスト」では、その一挙手一投足に悲鳴にも近い歓声をさらっていたのが鮮烈なシーンに!
Trignalと同様、2016年で剣を使ったパフォーマンスで大きな歓声を浴びていた岡本さんは、今回も見事な剣使いで圧倒的な世界観を演出。敵に扮したダンサーや映像の魔王との闘いの中で思わず倒れ込む岡本さんの元に、救世主のように姿を現したのはなんと神谷さん! 2人が力を合わせ共闘するパフォーマンスは必見です。2016年当時からずっと「いつか神谷さんと闘いたい」と言い続けてきた岡本さんの願望が叶った瞬間でもありました。
今回ゲストとして10年めのキラフェスに参加し、客席が青一色に染まったドームのステージに立つCONNECTからは、「夢が叶った」「ありがとう」という感謝の言葉が飛び出すシーンも──そんな2人の姿に、初期から応援していたファンは万感の思いだったことでしょう。改めて10年の月日を感じさせてくれる場面でした。
そんなきらびやかな10周年記念公演を締めくくったのはやはりこの人、神谷さん! 初年度からすべてのキラフェスに参加し、メンバーの中で唯一無二のリーダーとして常に先頭をひた走って来た神谷さんの、爽やかな歌声が響き渡った会場はまさに「贅沢な時間」が流れる幸せな空間でした!
そして参加順が新しいメンバーから、メドレーで楽曲をつないでいくアンコール。全体曲「僕らの描く未来」でメンバー全員が円になり、互いの表情を見渡す場面では感無量の表情を浮かべるメンバーの姿も。紡がれてきた彼らの絆が感じられる感動的な瞬間となっています。このキラフェス10年の集大成ともいえるシーンをどうぞお見逃しなく!
Blu-ray Disc Boxにのみ収録されている特典映像には、大ボリュームのメイキングはもちろんのこと、スペシャルムービーとしてキラフェス10年間のダイジェスト映像も。メイキングでは、舞台裏で思わず涙ぐむCONNECTの貴重な姿を見届けて欲しいです。
キラフェスが10年という長い時間をかけて変革を遂げていった様子はいかがでしたでしょうか。初年度から応援して来たファンたちも、途中から彼らの魅力に惹かれキラフェスを体験した方も、今回初めてキラフェスに参戦する方も、誰にとっても久しぶり(初めて)となるキラフェスとの邂逅。
今回はどんな感動的なトピックスが生まれるのか、どのメンバーがどんな演出で魅了してくれるのか。いつも観客の想像を超える構成や演出、パフォーマンスで楽しませてくれるキラフェスに期待しつつ。コロナ禍を越えて声出しOKとなった現場で、メンバーにありったけの声援を送りたいですね!
Kiramune Official Site
Kiramune Music Festival 2023
2021夏から駆け出した新人ライター。大人になってから乙女ゲームに触れたことがきっかけで、男性声優さんに興味を持ち、本格的にアニメを見始めた文学部出身のオトナ女子。初めての乙女ゲームは『ときめきメモリアルGirl's Side(1st)』。作品などの聖地巡礼やコラボカフェも好き。ミドル層の男性声優さんやKiramuneレーベルについての記事を書くことが多いです。