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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
長寿種のエルフである魔法使いフリーレン。魔王を討伐した勇者ヒンメルたちとの旅、そしてヒンメルの死を経て、彼女は「人を知る旅」に出る──TVアニメ『葬送のフリーレン』の放送開始から早1年。
9月28日(土)に放送開始1周年を記念して特別上映会が開催されました。金曜ロードショーで初回スペシャルとして放送された第1話から第4話が映画館のスクリーンで上映され、その後の舞台挨拶では、種﨑敦美さん、市ノ瀬加那さん、小林千晃さん、岡本信彦さん、東地宏樹さん、上田燿司さんが登壇。
最後にはサプライズで新情報も発表された豪華な舞台挨拶の様子をお届けします!
TVアニメの第1話~第4話の上映後、日本テレビの伊藤遼アナウンサーによる進行で始まった舞台挨拶。登壇した6名のキャストの挨拶を終えると、特別企画「勇者&新パーティの記憶」のコーナーへと移ります。
本コーナーでは、ファン投票によって選ばれた勇者パーティと新パーティの各キャラクターの一番記憶に残っている名セリフが発表されました。まずは、勇者パーティの3人から。
ヒンメルは「おとぎ話じゃない。僕達は確かに実在したんだ。」、ハイターは「勇者ヒンメルならそうしました。」、アイゼンは「頑張った者は皆 戦士だ」というセリフがそれぞれ選ばれました。
次に新パーティの3人。フリーレンは「アウラ、お前の前にいるのは千年以上生きた魔法使いだ。」、フェルンは「あなたが私を知ろうとしてくれたことが堪らなく嬉しいのです。」、シュタルクは「俺はまだ立っている。」というセリフが選ばれました。
キャスト陣はこれらのセリフから、作品の記憶や思いをトーク。岡本さんはヒンメルのことを「名言製造機」と話し、何気ないセリフでも好きなものが多かったのだそう。また、種﨑さんがフリーレンの魅力を熱く語るような場面も。本企画の投票結果は、後日公式Xでも発表されるとのことです。
ファンとともに思い出を共有した後は、サプライズで新情報も解禁! 会場中が注目するスクリーンに映し出されたのは、「もっと、人の心を知るために そろそろ、旅の続きを始めようか」という文字と読み上げるフリーレンの声。その後、フリーレンの鞄とフェルンの杖、シュタルクの斧が映し出され、ティザービジュアルが公開されるとともに第2期の制作決定が発表されました。
上映後、改めて種﨑さんから第2期制作決定が告げられると、会場中から盛大な拍手が。制作は1期から引き続きマッドハウスが担当することも同時に発表されました。
伊藤アナウンサーから今の心境を訊ねられ、嬉しい気持ちが抑えきれない様子の種﨑さん。他キャストのみなさんも再びキャラクターを演じられる喜びを語りました。
さらに、山田鐘人先生・アベツカサ先生連名のコメントが読み上げられ、お祝いイラストも公開。並んで歩く勇者パーティ4人の姿が描かれています。さらにさらに、オンラインバーチャルイベントが今冬開催されることも発表。オンライン上でも「葬送のフリーレン」の世界が楽しめるということで、こちらも続報が期待されます。
舞台挨拶を締めくくるのは、種﨑さんの挨拶。今朝第1話から第4話を見てからつづったという手紙を種﨑さん自身が読み上げます。エーラ流星をはじめとする美しい映像やキャラクターたちの思い、成長に終始涙しっぱなしだったという種﨑さん。
改めて見返すと「想像以上に自分の中でフリーレンという作品が満ちていた」ことを実感したそうです。そんな本作の2期制作への意気込みをファンへ語り、舞台挨拶は幕を下ろしました。
[文/わたなべみきこ 撮影/MoA]
作品名 | 葬送のフリーレン |
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スケジュール | 2023年10月6日(金)~2024年3月22日(金) 日本テレビ系ほか |
あらすじ | 勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。 |
話数 | 全28話 |
キャスト | フリーレン:種﨑敦美 フェルン:市ノ瀬加那 シュタルク:小林千晃 カンネ:和氣あず未 ラヴィーネ:鈴代紗弓 ヴィアベル:谷山紀章 ユーベル:長谷川育美 デンケン:斉藤次郎 ラント:小松昌平 リヒター:花輪英司 ラオフェン:石上静香 エーレ:伊藤かな恵 ゼンゼ:照井春佳 ゲナウ:新垣樽助 ゼーリエ:伊瀬茉莉也 ヒンメル:岡本信彦 ハイター:東地宏樹 アイゼン:上田燿司 |
スタッフ | 原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中) 監督:斎藤圭一郎 シリーズ構成:鈴木智尋 キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子 コンセプトアート:吉岡誠子 魔物デザイン:原科大樹 アクションディレクター:岩澤亨 美術監督:高木佐和子 美術設定:杉山晋史 色彩設計:大野春恵 3DCGディレクター:廣住茂徳 撮影監督:伏原あかね 編集:木村佳史子 音響監督:はたしょう二 音楽:Evan Call アニメーション制作:マッドハウス |
主題歌 | OP1:「勇者」YOASOBI OP2:「晴る」ヨルシカ ED:「Anytime Anywhere」milet |
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。