【今週の『ONE PIECE』の話題は?】超絶神回! ついにロビンとサウロが再会。二人の出会いを完全再現したセルフオマージュに涙腺崩壊<1133話>
海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載27年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
12月2日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1133話“褒めてほしい”では、ニコ・ロビンとハグワール・D・サウロがついに再会を果たしました。Xでは佐久間大介さん(Snow Man)も数ポストにわたり感想を呟くなど、芸能人も含め多くの読者の注目を集めるほどの話題となりました。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1133話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
セルフオマージュが胸熱…ロビンとサウロがついに再会する神回!
第1133話の見どころは、なんといってもロビンとサウロの再会。エニエス・ロビー編で描かれたロビンとサウロの別れとエッグヘッド編で明かされたサウロの生存を経て、作品軸では22年ぶり、読者にとっては約15年ぶりの二人の再会となり、より感動するシーンとして読者の心を揺さぶる涙腺崩壊必至の神回でした。
少し前の1131話では、肝心のサウロが倒れて動かないという不穏な状況に「サウロが倒れたのはロビンが前髪を切ったように、出会った時の状況を作り出しているのではないか」という考察が囁かれていましたが、今回実際にロビンとサウロが出会った第392話と全く同じコマ割り、構図で二人の再会シーンが描き出されました。やはりサウロが倒れたのは当時の出会いを再現するためであったよう。
涙を誘うセルフオマージュに「長期連載だからこその巧みな演出に泣ける」「互いにあの時と同じ状況を作り出そうとしてたの愛おしい」「あの頃と同じ構図なのにロビンちゃんが笑顔なことに泣いてしまう」といた感想があふれました。
Snow Man・佐久間大介も涙したロビンの素直な想い
ついにサウロと対面し、積もる話をする間「暗い話は…したくない!」と気丈にふるまうロビンでしたが、サウロの言いつけ通り辛くてもここまで生きてきたことを「褒めてほしい!」と伝えたあとは、「会いたかったサウロ……!!!」と素直な想いをぶつけて泣きじゃくる描写も。
子供の頃から“悪魔の子”と疎まれ、最初はようやくできた仲間にすら黙ったまま一人犠牲になろうとしたり。誰かに頼ることや甘えることをしてこなかった彼女が、子供のような表情と仕草でサウロに甘える様子は心を打ちます。
Xでは多くの読者に混じり、Snow Manの佐久間大介さんもこの場面についてのポストをアップしていました。
「ワンピースは本当に素敵な作品だ」「「生きたこと、褒めてほしい」って言葉に全てが詰まってる、、」「何度も読み返しては何度も泣いてる」など、数回にわたり感想を呟いているところからよほど感動したことがうかがえますね。
やばい、、本当に涙が止まらない、、
— 佐久間大介 (@SAK_SAK_SAKUMA) December 8, 2024
今週のワンピースほんとうによかった、、
再会を見守るルフィの笑顔、仲間たちの涙に泣ける
そんなロビンとサウロの再会を全員で見守っていた麦わらの一味クルーそれぞれのあたたかさもまた、涙を誘うポイントでした。
「絶対見る!!」「気になる」とロビンの再会を見届ける気満々のチョッパーとナミはもちろん、「船長っていうのは船員(クルー)が世話になった奴にはちゃんと挨拶するもんなんだ」といつかのエースを彷彿とさせるルフィと「観光」を理由にちゃっかり着いていくゾロとジンベエを筆頭に結局は一味全員でロビンとサウロの再会を見守ることに。
ニコニコ笑顔のルフィ、静観するゾロとジンベエ、そして大号泣のその他メンバーたち。各々の個性が表れつつ、今ロビンが仲間にどれだけ愛されているのかがひしひし伝わる素敵なシーンでした。
22年前にサウロがロビンに言った「どこかの海で…
必ず待っとる仲間に会いに行け!!!」という言葉を叶え、そんな絆深い仲間たちと生きている姿を披露できた再会となったようです。『ONE PIECE』を長きにわたって読み続けている読者にとってもご褒美のような、まさしく神回となったのではないでしょうか。
[文/まりも]