
『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season 最終話直前ステージ公式レポート|小林裕介さん、高橋李依さんらが「反撃編」の名勝負を振り返る【AJ2025】
2025年3月22日(土)・23日(日)に東京ビッグサイトで開催された世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2025」。23日のRED STAGEにて、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd seasonの最終話直前ステージが行われました。
登壇者はナツキ・スバル役の小林裕介さん、エミリア役の高橋李依さん、ベアトリス役の新井里美さん、ガーフィール・ティンゼル役の岡本信彦さん、オットー・スーウェン役の天﨑滉平さん、シリウス・ロマネコンティ役の安済知佳さん、カペラ・エメラダ・ルグニカ役の悠木碧さん。
本稿ではアフレコ当時の振り返りトークで盛り上がった当イベントの公式レポートをお届けします!
声優陣が振り返る「反撃編」における名勝負の数々
登壇者の挨拶が終わると、まずは「反撃編」で盛り上がった、それぞれの戦いについて振り返っていくことに。最初は、プリシラ&リリアナVSシリウスの戦い。高橋さんが「勝ち確の曲が流れている!」と言葉にしたように、リリアナの歌も感動的でしたが、歌の一部はアフレコブースで実際に歌唱していたそう。安済さんは当時のアフレコについて、プリシラ役の田村ゆかりさんの言葉の圧が凄まじく、収録時は必死に言葉の応酬で戦っていたことにも触れました。
続いてピックアップされたのは、スバル&エミリア&ラインハルトVSレグルス戦。小林さんと高橋さんは、2nd seasonを経てのエミリアの重みのある言葉や、多くは語らずとも信頼するふたりの関係について、感慨深げにトークを展開。さらに小林さんは、ジュース/ペテルギウス・ロマネコンティを演じる松岡禎丞さんからアニメ放送日の夜に「(エミリアを)大切にしないと許しませんよ」と連絡がきたという裏話を披露しました。
3つ目に振り返ったのは、ガーフィール&ヴィルヘルムVSクルガン&テレシア。岡本さんは、ガーフィールとクルガンの熱いバトルのように、熱量全開でトークを展開。また、ラストバトルのシーンは、スタッフがより魅力的なシーンにするために作画をやり直したため、アフレコもリテイクすることになったと明かしました。制作陣の熱量を感じて納得のリテイクだったと言葉にする岡本さんは、絵に合わせてアフレコできるのが楽しかったと、率直な感想を述べていました。
その後のヴィルヘルムとテレシアについては、悲しい戦いだったことを登壇者一同が振り返ります。なお、天﨑さんは、テレシア役の髙橋ミナミさんから当時のアフレコについて聞いたそう。最後の家族の幸せを祈るセリフについて髙橋さんは台本を読み、悲しい結末を予感したが故に感情が芝居に出てしまい、演技を修正することに。その瞬間のテレシアの純粋な祈りであるように軌道修正したとのこと。髙橋さんの心情に、同じ役者である出演者も納得の様子でした。
続いて振り返ったのは、アル&アナスタシア&フェリスVSカペラの戦い。悠木さんは、蹂躙して終わるのがただただ楽しかったと、カペラならではの感想を吐露。また、カペラが色々な姿になることから、ひとつの役を誰かと一緒にお芝居することはなかなかない機会だったとも言葉にします。エミリアに変身したカペラを実際に演じた高橋さんは、アフレコ現場でカペラのリズムに合わせて芝居をするのが楽しかったと、振り返りました。
続くユリウス&リカードVSロイの戦いについては、不気味な展開でシリアスなシーンが続いたと回顧。一方で天﨑さんは、ユリウスの下まつげのふさふさ感が気になったそう。これに関しては、今回のシリーズでフューチャーされるユリウスを印象付けたいという意図でスタッフさんがキャラクターデザインしたと、小林さんが言葉にしていました。
そしてラストは、今週26日(水)に迎える最終66話「プリステラ攻防戦リザルト」について。ベアトリスの復活を喜ぶ一同のなかで、新井さんは今作のサブタイトルの使い方が絶妙と作品の魅力について語りながら、「最高の登場をさせていただきました」とコメント。場面カットを見ていくなかで、「ライをスバルに会わせる訳にはいかない」と強く言葉にしていた天﨑さん。その姿はまさに、オットーそのもののよう。
イベントも終盤に差し掛かってきたところで、『Re:ゼロから始める異世界生活』最新情報の告知パートへ。まずは、2025年5月24日(土)に開催されるスペシャルイベント「~プリステラの宴~」のイベントビジュアルが初公開。さらに、イベント一般抽選の申込が3月26日(水)にスタートすること、夜の部にも天﨑さんが追加出演することが発表されました。
続いて、MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』40巻が3月24日(月)に発売されること、4月25日(金)には「短編集12巻」が発売すること、月刊コミックアライブにて連載中のコミカライズ「第四章聖域と強欲の魔女」11巻が4月23日(水)に発売すること、webコミック「アライブ+」にて連載中の「第五章 水の都と英雄の詩」の2巻が3月28日(金)に発売することも告知されました。
お知らせが終わったところで、イベントも終了の時間となり小林さんからの挨拶へ。一話、一話に色々なパワーが詰め込まれて、圧巻のオンエアになったのではとコメント。さらに、「暴食との決着はどうなるのか、最終話を見終わったあとにみなさんがどんな感情を抱くのか。最終話、本当に最後までお見逃しないように」とメッセージを残しました。
小林さんの挨拶でイベントは終了......と思いきや、『リゼロ』のAnimeJapan恒例行事として、小林さん&オットー、そして今回は誕生日が近い悠木さんをステージでお祝いすることに! 代表して花束が贈呈された小林さんは笑顔で「ありがとうございます」と感謝を言葉にしていました。最後は、「ヴィクトリー!!!」の掛け声で会場に駆け付けた方々と一緒に写真撮影し、イベントの幕は閉じました。
『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season』作品情報

あらすじ
王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。
それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てた
ルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。
招待を受け、プリステラへ向かうスバルたち一行を待っていたのは様々な再会。
一つは意外な、一つは意図せぬ、そして一つは来るべき。
水面下で蠢く悪意の胎動と降りかかる未曾有の危機。
少年は再び過酷な運命に立ち向かう。
キャスト
エミリア:高橋李依
ベアトリス:新井里美
ガーフィール・ティンゼル:岡本信彦
オットー・スーウェン:天﨑滉平
フェルト:赤﨑千夏
ラインハルト・ヴァン・アストレア:中村悠一
クルシュ・カルステン:井口裕香
フェリス:堀江由衣
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア:堀内賢雄
アナスタシア・ホーシン:植田佳奈
ユリウス・ユークリウス:江口拓也
プリシラ・バーリエル:田村ゆかり
アル:関智一
リリアナ・マスカレード:山根綺
ヨシュア・ユークリウス:石毛翔弥
キリタカ・ミューズ:西山宏太朗
ハインケル・アストレア:津田健次郎
シリウス・ロマネコンティ:安済知佳
レグルス・コルニアス:石田彰
ライ・バテンカイトス:河西健吾
カペラ・エメラダ・ルグニカ:悠木碧
(C)長月達平・株式会社 KADOKAWA 刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会