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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

勇者が魔王を打ち倒した後の世界が描かれる大人気のファンタジー作品『葬送のフリーレン』。勇者パーティの魔法使い・エルフのフリーレンが人の心に触れる旅路を描いた物語です。
その人気からアニメは第2期まで放送され、続編の放送も決定。この3月には「第3回キャラクター人気投票」が行われ、その結果もSNSを中心に大きな話題となりました。
本稿では、一級魔法使いゲナウの情報をまとめてお届け。ゲナウは作中でそれほど登場回数が多くないにもかかわらず、先に行われた人気投票で、二連覇中だった勇者ヒンメルを破り、1位に輝いたキャラクターです。
そこで、ゲナウの基本プロフィール、性格や人柄、得意魔法や強さなどに加えて、その人気の理由も一挙に解説していきます。
※本稿には原作やアニメのネタバレが含まれます。
生年月日:不明
種族・職業:人間・一級魔法使い
得意魔法:黒金の翼を操る魔法(ディガドナハト)
出身地:北部高原 ルーフェン地方の村
常に冷静で表情の変わらないゲナウ。どんな任務であっても淡々とこなすその姿からは非常に冷たい印象を受けますが、実際は優しさや情を秘めた人物です。
彼は師匠であるゼーリエの命で故郷の村を襲った魔族の討伐任務にあたるのですが、口では「故郷に愛着のようなものはまるでない」と言いながら、一目で助からないとわかるほどの重傷を負った幼馴染に励ましの言葉をかけたり、村人たちの遺体を教会に運んで安置したりと、魔族によって無惨に殺された彼らが少しでも安らかに眠れるよう尽力。
パン屋だったという幼馴染の作るパンを「あまり美味くなかった」と評する一方で「もう食えないんだな」とその死を悼む言葉も口にするゲナウ。
皮肉や冷たい言葉に反して、彼の行動からは他者への情や優しさが滲み出ており、言葉が彼の本心でないことを物語っています。ゲナウは、わざと優しくなくあろうとしているのです。
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— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) March 16, 2026
ゲナウの得意魔法は「黒金の翼を操る魔法(ディガドナハト)」です。魔法で作った黒金の翼を背中から生やします。その翼で飛ぶことはもちろん、盾として使ったり、剣のように相手を攻撃したり、刃物のように切れる羽を無数に飛ばしたりすることも可能。
作中では、満身創痍になりながらも、四刀流の魔族・神技のレヴォルテを戦士シュタルクと2人で討ち取りました。
ゲナウの初登場は一級魔法使い試験編。第一次試験の試験官を担当しており、試験内容を決めたのもゲナウです。
ゲナウが定めた合格基準は、魔力に敏感な隕鉄鳥(シュティレ)の捕獲と終了時にパーティが全員そろっていること。会場に指定したのは危険な魔物もいる区域で受験者を死の危険にさらす場所ですが、ゲナウは「一級魔法使いにはそれだけの価値がある」と発言しており、その地位に大きな価値を見出しているようです。
相棒を神技のレヴォルテに殺されたゲナウは、ゼーリエの命令によって後輩である一級魔法使いメトーデとペアとなり北部高原の魔族討伐にあたることに。
先輩と後輩という間柄ではあるものの、冷たい態度を取りすぎるゲナウをメトーデが諫めることもしばしば。ゼーリエが2人を組ませたのも、ゲナウの不器用なところをメトーデが補えると思ったからかもしれません。
『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) March 8, 2026
第35話「神技のレヴォルテ」
ピックアップシーン🪄
「それを守るためにあんたはここに残るんだろ」
「…好きにしろ」
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ゲナウがここまで人気になったのは、アニメ第2期で彼の人柄がより深掘りされたためだと考えられます。
原作でもゲナウの滲み出る人柄が描かれていたのですが、アニメーションになることでより濃く故郷に対する想いが感じられるようになっていました。さらに、オリジナルの描写や台詞も追加されたことで、ゲナウの魅力が引き立つ演出に。
また、「黒金の翼を操る魔法(ディガドナハト)」にも「かっこいい!」「中二病みたいで好き」などの声がSNSを中心に上がって注目が集まり、一層個性が際立った結果、人気投票一位に輝いたのでしょう。
『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) March 15, 2026
第36話「立派な最期」
ピックアップシーン🪄
「戦いってのは最後まで立っていた奴が勝つんだぜ」
「その死地に私も付き合おう」
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神技のレヴォルテ編での彼の言動を見ていると、ゲナウが意識的に「優しくない人」を演じていることが感じられるのですが、そのことこそ彼が誰よりも優しい人物である証拠のように思えました。
魔族に滅ぼされた村に「愛着がない」「まるで悲しくない」と言ったのもすべて自分自身についた嘘なのではないでしょうか。
本当は愛着があり、滅ぼされたことが悲しくて仕方なく、それを素直に受け止めてしまうと心が保てなくなるから、何も感じていないふりを続けている……私はそんな風に思えてなりません。
また、引き合わされたメトーデと握手を交わそうとしなかったのも、相棒の死があまりに悲しいもので、メトーデに対しても情を覚えたくないという気持ちがあったからではないでしょうか。
いくら考察しても本心はゲナウ本人にしかわからないものですが、彼が間違いなく「優しくいい奴」だということだけは確かです。
ゲナウ役を演じているのは新垣樽助さんです。6月18日生まれ、沖縄県島尻郡久米島町出身。『テニスの王子様』の木手永四郎役をはじめ、『Fate/Zero』の間桐雁夜役などを務めています。
| 作品名 | 葬送のフリーレン 第2期 |
|---|---|
| スケジュール | 2026年1月16日(金)~2026年3月27日(金) 日本テレビ系にて |
| あらすじ | 勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。 |
| 話数 | 全10話 |
| キャスト | フリーレン:種﨑敦美 フェルン:市ノ瀬加那 シュタルク:小林千晃 ヒンメル:岡本信彦 ハイター:東地宏樹 アイゼン:上田燿司 ゲナウ:新垣樽助 メトーデ:上田麗奈 レヴォルテ:三木眞一郎 |
| スタッフ | 原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中) 監督:北川朋哉 副監督:原科大樹 監督協力:斎藤圭一郎 シリーズ構成:鈴木智尋 キャラクターデザイン:高瀬丸 小嶋慶祐 藤中友里 コンセプトアート:吉岡誠子 デザインワークス:小橋弘侑 原野瑠奈 瀬口泉 原科大樹 美術監督:高木佐和子 美術設定:杉山晋史 色彩設計:大野春恵 3DCGディレクター:今垣佳奈 撮影監督:伏原あかね 編集:木村佳史子 音響監督:はたしょう二 音楽:Evan Call アニメーション制作:マッドハウス |
| 主題歌 | OP:「lulu.」Mrs. GREEN APPLE ED:「The Story of Us」milet |
| 電子書籍 | 『葬送のフリーレン』電子書籍(コミック) |

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。
